お蕎麦屋さん単品メニュー、トップ3に確実に入るだし巻き玉子。
お子様から大人まで、幅広く人気で、お店の個性も出やすい一品。
お寿司屋さんのとはちょっと違うんです。
(この違いはあくまで個人の雑感で、正式な定義というわけではありません)
何が違うかといえば、材料・製法が違います。
お寿司屋さんのは「厚焼き玉子」
主な材料は、卵・「エビや魚のすり身」・調味料。
これを、巻き鍋とよばれるよく職人さんが使っている銅色の四角い鍋でじっくり時間をかけて焼き上げます。(型に入れてオーブンで焼く場合もあります)
しっとり、ほのかに甘く、上品なものです。
※市販の太巻きなどにはこれとは違う「玉子焼き」が入っていることが多いです。
これは、卵・調味料・だしを巻き鍋で焼いたもの
お蕎麦屋さんのは「だし巻き玉子」
主な材料は「蕎麦のだし」・卵。
これを、同じく巻き鍋で焼いていくのですが、蕎麦屋の「だし巻き玉子」は、卵ではなく「だし」が主役。卵が加熱で固まる力を最大限引き出して瞬間的に「だしを巻く」のです。
最大火力で一気にだしを巻き上げます。
ふわっふわ、ジューシーなものです。
お蕎麦屋さんによって、かけそばのだしを使ったり、そばつゆを使ったりします。